数的処理はおおきく3つに分かれる
数的処理はおもに、数的推理、判断推理、資料解釈の3つに分かれます。
数的処理は学力試験の中でも全問題数に対する出題割合が非常に多い分野でもあります。おおよその出題割合としては、東京消防庁の採用試験では45問中15問程度、警視庁の採用試験では50問中17問ほど毎年出題される傾向にあります。
公務員試験受験者の中にはこの分野がなかなか解けなくて苦手という受験生も多くいるのも実情です。この数的処理を得意科目にしていかに点数を稼ぐかが合格と不合格の分かれ道となります。
数的推理・判断推理・資料解釈 大きく3つに分かれる
数的処理は出題数が多いので得点源になる重要な科目
苦手な受験生が多いためライバルに差をつけるチャンス
数的判断ではどんな問題が出題されるか
イメージとしては中学校でやった算数を思い浮かべると良いかもしれません。速さ・時間・距離に関する問題や、確立・期待値の問題、図形に関する問題、方程式や不等式、整数、に関する問題が出題されます。もちろん難易度は中学レベルより高いものが出題されます。また最近では問題の難易度が上がっている傾向も見受けられますので、しっかりとした対策が必要になります。
数学に関する高度な公式や知識を要求される問題は少ないため、まずは基本的な内容からしっかりと理解していくことが大切になります。なかには問題文が複雑な問題も出題されるため、数学が苦手な方は解き方がわからず困惑してしまう受験生も多くいます、数的推理を短時間で解くためにはコツをつかむ必要があります。数的処理の解き方のポイントは繰り返し問題を解き、出題パターンや傾向をよく把握し問題に取り組むことで自然に身についてくるものです。苦手意識を持たずに積極的に問題に触れ合うことが、得意科目にするための1番の近道といえるでしょう。
イメージとしては中学校の算数を難しくした問題が出題される
類似問題を多く解き問題パターンに慣れることが大切
判断推理ではどんな問題が出るのか?
判断推理では、空間把握や暗号解読、集合、立体図の回転・移動などが出題されます。なぞなぞやクイズ的なイメージを持つとわかりやすいです。公式や計算などを駆使することは少なく、問題を解く上では「ひらめき」のようなセンスが問われる問題が多いです。とくに空間把握では立体図の移動など文系の方にはどうしても敬遠されがちな問題も出題されます。しかし、判断推理も数的推理と同様に問題の傾向がありますので、いかに過去問や類似の問題を多く解いてパターンを掴むかが重要なポイントになります。
「ひらめき」が要求される問題が出題される
文系の人も繰り返しやれば解けるようになる
資料解釈ではどんな問題が出るのか?
資料解釈はその名前のとおり資料を読み取る問題です。簡単なかけ算やわり算を使ってグラフや表のデータを計算して問題を解く科目です。意外と計算に時間をとられてしまう受験生が多いですが、資料解釈は問題の難易度自体はとても易しいので正答率が高い科目といえます。いかに早く計算を行い正しい答えを導き出せるかが重要なポイントとなります。選択肢の中には計算ミスなどが多い答えなどをあらかじめ選択肢の中に配置してあるケースもあるので、計算のスピードも大切ですが「計算の正確さ」が最も重要です。
難易度は低いが解答の「スピード」と「正確さ」が求められる
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